BiND for WebLiFE が、レスポンシブウェブに対応したというので買ってみました。使ってみたツールは、BiND 8プロフェッショナル版(定価2万9800円)です。
噂ほど悪くない
BiNDの評判は微妙でしたが、使ってみると評判ほどは酷い製品ではありませんでした。
- 重いという噂がありましたが、BiND 8は平均的スペックのノートPCで普通に動作しています。
- バグが多いという噂がありましたが、固まったりしたりしますが、稀なので私には我慢できるレベルです。
選んだテンプレートどおりのサイトは、直観的に作成できました。
テンプレートどおりで良いなら、きちんとサイトの設計をしなくも、綺麗なサイトを作ることができます。
自由はない(簡単作成優先)
ワイヤーフレームから書き起こして、思い通りのサイトを作るなら、Dreamweaver で作るような自由度はありません。自分でアレンジしようと思うと、ストレスがあります。
- ページ全体を編集できるHTMLエディタがない
- ページ内のテーブル部分だけをHTML編集可能
- ページ内にHTMLコードを部品として貼り付けることは可能
- htmlファイルや画像ファイルを配置するディレクトリ構成はBiNDにお任せで、自由にできない。
- 編集と確認の画面遷移が多く行ったりきたりが面倒
(1)サイト管理画面→(2)編集画面→(3)サイト管理画面 →(4)ブロック編集画面→(5)部品編集画面→(6)ブロック編集画面→(7)WEBブラザ確認→(1)へ
といった動線になります。
WEB作成用オール・インワン製品は便利
EclipseやHTMLエディタなどがいろいろありますが、WEB作成に特化したオール・インワンの製品ならではの便利さもあります。
- Google Analyticsのトラッキングコードを自動的に埋め込める
- Fecebookの「Page Plugin」やTwitterのタイムラインの貼り付けなどのソーシャルサイトとの連動が簡単
- PCでの作成状況を、作成中、写真待ち、完成などの状態管理ができる
- FTPツールと連動している
ホスティングサーバーは微妙
BiND8を買うと2年間無料で使えるBiND専用のホスティングサーバー「WebLiFEサーバー」は、微妙です。
速度が遅い
上り速度が128Kbpsから1Mbps(メニューによる)です。
写真をアップするような場合、気長に待つ必要があります。
サイト丸ごと転送なども、時間が掛かりそうです。
サーバーリソースが心配
WEBサーバは、IBM、HP社製ラックマウントサーバー6台だけみたいです。サイトを見るとリソースが以下のようになっていました。
Webサーバ:2+台 (ベーシックコースユーザ用)
Webサーバ:4+台
ロードバランサ:2+台 (ベーシックコースユーザ用)
ロードバランサ:1+台
メールサーバ:4+台
Wordpressなどを使わずスタティックページならなんとかなるかもしれません。
サポートが微妙
サポート情報関係の情報が少ない上に、提供している機能の詳細説明も掲載されていません。
あまりに微妙なので、「WebLiFEサーバー」の無料券がついてきていますが使っていません。