授業についていけない生徒

学校の勉強で、難解な分野や領域をにぶちあたり、そこを理解する前に、授業が次の分野・領域に進むと大変です。

学校から課題・宿題がどんどん出てくるので、理解できなかった分野・領域を振り返る余裕がありません。

学校の宿題、課題をきちんと提出すると、学習に対する意欲ありと評価されて、通知表の成績が上がります。

中学だと、課題提出は、試験の成績と同じくらい重要です。

振り返りに時間を使って、課題提出ができないと、成績が落ちていきます。

勉強のスピードが早い生徒ならなんとかなりますが、スピードが遅い生徒は脱落します。
意欲があってまじめに取り組んでいても、取り残されてしまいます。

スピードの遅い生徒に合わせると、クラス全体の進度が落ち、学級、学年、学校の学力低下が起こるので、先生や学校は、スピード遅い生徒に合わせてくれません。

個性重視、ダイバーシティなどと言われていますが、遅すぎる生徒の脱落が起きているのが現実です。

走るのが遅い生徒がいるように、計算をするのが遅い生徒もいます、文章を書くのが遅い生徒もいます。

学校の勉強は、何年間も走り続ける超長距離マラソンのようなものです。

どこかでつまづいてしまうと、脱落します。

ペースの遅い生徒は、脱落します。

脱落した生徒に寄り添い、つまづいた分野・領域を振り返り学習し、一歩一歩前に進めるシステムがあれば、少数や分数の計算ができないのに、確率の計算をするような事態は回避できます。

ペースが遅くて目標に到達できなくても、走り続けた生徒が自分を誇ることができるシステムが欲しいです。

クラス、学年といった集団についていけない生徒は、欠陥や欠点があるわけではありません。