Space X と JAXA

SPACE X がポンポンとロケット発射してます。

SpaceXとJAXA比べると、コストも能力も、2倍程の差があります。

違いを生み出しているのはスピードのようです。

  • 低軌道への投入能力1.5倍
    • Falcon 9(FT) 22.8トン
    • 日本H2A(H2A204)15トン
  • 打ち上げ料金はトン単価で4割安。
    • Falcon 9 1億ドルで22.8トン
    • H2Aが120億円 で15トン
  • 同時搭載衛星数は2.5倍
    • Falcon 9一発で10機打ち上げ可能
    • H2Aは一発で4機打ち上げ可能
  • 打ち上げ間隔3分の1
    • Space Xは、今年平均20.6日間隔での打上げ実績 
    • H2Aの打上げ間隔は約2ヶ月、最短記録でも52日
  • 開発速度は4倍
    • SpeceXは15年でFalcon1,9,Heveyの3世代開発
    • 次世代H3試験機打上げは、H2A試作機打上げの20年後の予定

4倍の開発速度

SpaceXは5年毎に1世代更新するという、日本の4倍の速度・頻度で開発しています。

短期間で頻繁に開発するSPACE Xはコスト減、性能アップ。

技術者の育成や世代交代もスムーズ。

日本では開発機会が稀なため、ロケット技術者が育たず、高齢化して、技術消滅の危機だそうです。

運用も3倍速

SPACE Xは、組立・打上げも20間隔と日本の3分1の速さで繰り返しています。

整備や組立ても速いので頻繁に打ち上げて、短期間でコスト回収できます。

コスト回収が早いので、早く次の開発に着手できるという好循環

日本は民営化。なんとかなるか?

JAXAや経産省などの政府関係組織だと、こういったスピード感が無いという批判や反省から、H2Aロケットは2007年度から民間企業である三菱重工へ移管されました。

三菱重工は、SPACE X に対して競争力を持てるのでしょうか、政府関係からの支援に支えられることになるのでしょうか