iPhoneで撮るよりきれいな写真が撮りたくて、デジカメを探しました。
まずは、iPhoneの基本性能
iSightカメラ
iPhone 5s | iPhone 6 | iPhone 6 Plus | iPhone 6s | iPhone 6s Plus | iPhone SE | |
焦点 距離 | 29mm相当 (画角約73度) デジタルズーム(ピンチ)約6倍 レンズ経1.87mm、実焦点距離4.15mm | |||||
明るさ | F2.2 | |||||
解像度 | 800万画素 | 1200万画素 | ||||
センサ サイズ | 1/2.9型 裏面照射CMOS | |||||
手振れ 補正 | デジタル 補正 | 光学式 手ぶれ補正 | デジタル 補正 | 光学式 手ぶれ補正 | デジタル 補正 | |
ISO 感度 | 32-2500 | 32-2000 | 25-2000 | |||
シャッター | 1/15- 1/2000 | 1/15- 1/2000 | 1/4- 1/2000 | 1/15-1/2000 | 1/4- 1/2000 | 1/15-1/2000 |
インカメラ(FaceTimeカメラ)
iPhone 5s | iPhone 6 | iPhone 6 Plus | iPhone 6s | iPhone 6s Plus | iPhone SE | |
焦点距離 (画角) | 31mm相当 (約70度) 実焦点距離2.15mm | 31mm相当 (約70度) 実焦点距離2.65mm | ||||
明るさ | F2.4 | F2.2 | F2.4 | |||
解像度 | 120万画素 | 500万画素 | 120万画素 | |||
センサーサイズ | 1/6型 | 裏面照射CMOS | 1/6型 裏面照射CMOS |
ソフトウエア処理
ソフトウエア処理による差
iPhoneのシャッター速度レンジやISO感度レンジは、アプリやiOSによって変わります。
ダイナミックレンジを稼ぐHDRのようなソフトウェアによる処理によって、写真の質は大きく変わるので、同じiPhoneでiOSが新しくなっただけで画質が変わることもありえます。
iOSが同じでも、Appleの標準カメラアプリの他に、バルブ撮影ができるカメラアプリがあったり、ISO感度の上限を抑えたカメラアプリがあったりします。
画像処理CPU
高速に大量のデータを処理できるCPU(画像エンジン)を搭載している機種のほうが、高度な画像処理をすることが可能です。
画像エンジンCPUの能力やメモリーバスの転送速度なども比較したいのですが、デジカメに搭載しているCPUやRAMの能力はわかりませんでした。
iPhoneで撮れる写真以上の写真が撮れる条件
ソフト処理の比較ができないのですが、iPhoneより綺麗な写真が撮れる条件をまとめてみました。
- レンズの明るさ F2.2以下(明るさと、綺麗なボケが欲しい)
- センサータイプ 裏面照射CMOS(明るさを稼ぎたい)
- ISO感度 ISO100を切る低感度(ノイズ少ない絵が欲しい)
- 焦点距離 広角側28㎜以下(広い画角は確保したい)
- ズーム 6倍以上(光学+デジタルの合計でOK)
- センサーサイズ 1/3インチ以上(高感度でもノイズを抑えたい)
- 画素数 1200万画素以上(きめ細かい絵がほしい)
iPhone程度に便利に使える条件
画質には影響しませんが、便利に使うための条件もまとめてみました。
- Wi-Fi対応(Wi-Fiで写真送受が簡単)
- 自撮りができる(たまに自撮りするので、できたほうが良い)
- 180度回転のチルト液晶がいい
- スマホとカメラ2台持ってリモコン撮影でもなんとかなる
(三脚穴に、スマホフォルダーでスマホをつなぐ)
- タッチパネルで画像拡大(写真を拡大してピント等確認したい)
- 屋外でも充電可能(電池切れはイヤ)
- 本体にUSBケーブル刺して充電が一番。モバイルバッテリーをスマホと共用できるので持ち物増えない。
- 予備電池をモバイルバッテリーからの充電できるクレードル類でも可、予備電池やクレードルを持ちあるのは面倒だけど。
- なんとかポケットに入る程度の大きさ
条件を満たすデジカメ
センサ サイズと画素数 | レンズ | USB充電 | WiFi対応 | 自撮 | 液晶やサイズ等 | 判定 | |
iPhone以上になる条件 | 1/3 以上 BSI-CMOS 12M 以上 | 広角28㎜以下 28㎜でF2.2より明るい | ○ | ○ | ○ | タッチ液晶 自撮り可能 | |
FUJIFILM XQ2 | 2/3型 12M PX | 25–100mm F1.8-F4.9 | ○ | ○ | ✕ | 背面液晶が固定 ISO100-12800 | △ 自撮りできない 画素数がiPhoneと大差ない フォーカス甘いとの噂もある |
Canon G9 X | 1型 BSI-CMOS 20.9M PX | 28-84mm 広角側28㎜ F2.0-F4.9 やや暗いレンズ | ○ | ○ | ✕ | 起動1.4秒 背面液晶が固定 光学3倍 デジタル4.0倍 ISO125-12800 | △ 自撮りできないし、 広角側がiPhoneと大差ない |
Canon PowerShot G7 X | 1型 BSI-CMOS 20.2M PX | 24-100mm F1.8-F2.8 望遠側も明るい | ✕ | ○ | ○ | 背面チルト液晶 上180度-下0度 DIGIC6 | △ 四隅の歪み評判悪いUSB充電不可、予備バッテリー何個か持ち歩くか |
Canon PowerShot G7X MarkII | 1型 BSI-CMOS 20.1M PX | 24-100mm F1.8-F2.8 望遠側でも明るい(100㎜でもF2.8) | ○ | ○ | ○ | DIGIC 7 チルト液晶 上180度-下45 サイズ大きめ 105.5 ×60.9 × 42.2mm 約319g | △ ポケットに入りそうもない |
SONY RX100M | 1型 20.2M PX | 28–100mm 広角側28㎜ F1.8-4.9 望遠側暗い | ○ | ✕ | ✕ | 起動約2.1秒 光学3.6倍 デジタル3.6倍 ISO80-25600 | △ WiFiないし、自撮りできないCMOSがBSIじゃなくiPhoneより劣る |
RX100M2 | 1型 BSI-CMOS 20.2M PX | 28–100mm 広角側28㎜ F1.8-4.9 望遠側暗い | ○ | ○ | ✕ | 背面チルト液晶 上84度-下45度 フラッシュを傾けバウンス撮影可能 ISO100-25600 | △ 自撮りできないし、広角側がiPhoneと大差ない |
SONY RX100M3 | 1型 BSI-CMOS 20.1M PX | 24-70mm 望遠側70㎜ F1.8-F2.8 広角側暗い(70㎜でF2.8) | ○ | ○ | ◯ | チルト液晶 上180度下45度 101.6 ISO80-25600 | ◎ |
注:
BSI-CMSO: (裏面照射型CMOS、Back-side Illumination CMOS)
PX(画素、Pixel)
iPhoneは、ISO感度に特徴
iPhoneのようにISO感度が32とか25まで下げられるコンデジは見当たらないです。ISO32まで下げれば、明るい所では、低感度でノイズの少ない綺麗が絵が期待できます。

センサーサイズが大きいと、ISO感度が高くてもノイズが抑えられていることが期待できるので、iPhoneより大きなセンサーサイズの機種が欲しくなります。
値段
2016年4月の値段をみてみました。
7万円
RX100M3が機能的には、良さそう。
値段も比例して、7万円也
5万円
RX100M2 でも良さそう。5.5万円也。
安いが、自撮りできないし、RX100M3より広角側の画角が狭い
4万円
PowerShot G7 Xは、4.5万円也
USB充電に対応していなし、RX100M3より一回り大きい
安いけど、四隅の歪が気になるというレビューもある
PowerShot G9 X もありかも。4万円也。
自撮りできないし、RX100M3より広角側の画角が狭く、レンズが暗いが、さらに安い
小さなボディは魅力的
3万円
販売終了したFUJIFILM のXQ2 は、2.7万円に値下がりしている。
自撮りできないし、画素数はiPhoneと大差ないけど、レンズとセンササイズーはiPhoneに以上
起動の早く、オートフォーカスも早く、サイズも小さいので、手軽にカシャカシャ撮りやすそう。