Google Photoのリスク

Google Photoに保存した写真は、Googleと運命を共にするのだということに気づきました。

スマホで撮影した写真をGoogle Photo経由でPCなどに自動保存することができません。

PCに保存してある写真をPCからGoogle Photoにアップロードする機能があるだけで、スマホで撮影して新たにGoogle Photoにアップされた写真をPCに自動でダウンロードする機能がありません。Google Photoでは、写真はGoogle のデータセンターに保存させている写真だけなので、Googleがサービス終了したり、大事故が起きたらたら、スマホに残してある写真以外は無くなります。

Google のデータセンターに集約して保存してあるデータが全てで、スマホやPC、タブレットにはキャッシュデータ程度しか残さない、という考え方で統一されています。
Gmail やGoogle Keepなどのサービスと同じ思想で統一されています。

Googleが健全である限りデータは永遠ですが、Yahooアメリカのように会社が傾いた時には、ピンチです。

IT企業の寿命は、写真の寿命より短い気がします。10年、20年、あるいはそれ以上保存したい写真が、IT企業の栄枯盛衰とともに消えてしまうのは、ちょっと微妙です。

流行らなくなったサービスが終了になることも多いです。
Google もたくさんのサービスを終了してきました。
Googleのサーバー側に写真を集めて保管しておくだけだと心配です。

とはいえ、ネットワークストレージを使わないのも心配です。
PCなどの家庭内の機器は、壊れればデータ消滅の危機です。
DVDやBDなんかもメディアの世代交代が起きると再生できなくなってしまします。
いずれ、カセットテープとか8㎜ビデオなどと同じ運命になります。

Drop Boxや、MicrosoftのOne Driveは、ネット上の写真とPCに保存してある写真との同期機能があるので、新しい写真がスマホからネットにアップされれば、自動でPCにダウンロード(コピー)されます。

ネットにもPCにも同じ写真が保存されるので、PCが壊れても、十数年後にサービスが終了になったとしても困ることはありません。

なので、今は、One Driveと、PCを同期させて、両方に写真を保存しています。
PCとネットミラーして保管しておけば、PCが壊れても、ある日One Driveがサービス終了になったとしても対応できます。

Google Photoの機能は魅力的だけど、写真がGoogle側にしか残らなくなるのが、微妙です。