Aspire Switch 10 E レビュー

Aspire Switch 10 E(tablet)Aspire Switch 10 E を買ってみました。ファースト・インプレッションです。

買ったのは、Acer Aspire Switch 10 E
モデル名 : Switch 10 E SW3-016-F12D/BF

良い所

Windows 10が、メモリ2GBでサクサク動く
タッチパネルとキーボードの組み合わせも快適
画面とキーボードの接続がしっかりしている

キーボード接続して使っている時に、画面が、勝手に開いていったりしないし、画面を持って持ち運んでもキーボードと分離しないし、キーボードをもっても画面が離れたりしない

画面が明るい

晴れた日の明るい電車の中で普通に使えます。
とはえい、明るさは十分ですが、光沢画面なので反射や映り込があり、明るい場所だと画面の向きに苦労します。

USBで充電

Aspire Switch 10 E(USB charger)ACアダプタからUSBケーブルで充電します。

付属しているUSB充電器は、5V 2Aです。iPhone用の充電器と同じ規格なので、そこらの充電器を使えますし、モバイルバッテリーでも充電できちゃいます。

SDカードの読み込み早い

60MB/s対応のSDで、書き込み20MB/s程度、読み込み55MB/s程度。
USB2.0のSDカードリーダより、ずっと高速です。

小さくて軽い

モバイルPCと比べると、軽くて小さくて、持ち運び便利です。

 Inspiron 11 3100Lenovo Flex3Thinkpad X240Inspiron 2 in 1Aspire
Switch 10 E SW3
サイズH22.2320.9020.9020.1018.00
W29.2029.9030.1030.0026.20
D1.962.182.031.941.80
体積(HxWxD)1,2721,3621,2771,170849
重量(kg)1.221.391.451.390.63

あと一歩の所

倒れる

キーボード付けて、画面を140度くらい開くと自立せず、向こう側に倒れる

120度くらいまでならOKだし、タイプしていれば手があるのであまり問題ではありません。

映り込み

光沢画面なので反射や映り込があります。個人的には非光沢が好きです。

電池のもち

電池は半日くらいでおしまい。12時間は持たないです。

タブレットだと考えると足りないけれど、PCだと思えばまあまあ。

Windows Updateにとても時間がかかる

インストール後の再起動が長い

再起動が必要なUpdateの中には、再起動中のインストールに10分以上かかるUpdateがいくつかあり、再起動インストールが完了するまで何もできなくなる。

インストールが長い

Updateのダウロードが完了後のインストールがとても長く、購入直後の全更新の際には、1時間くらいかかるUpdateが数回あった。

インストール中は、少しPCが重くなりもっさりするけれど、作業はできるので、再起動が必要ないUpdateよりマシ。

バックグラウンドでのインストール中は、CPU使用率が100%近くになっているので、処理能力がボトルネックだと思われます。

再起動インストールに時間がかかるのもCPUの能力限界だと思われます。

購入後にまとめ全更新するなんて、購入直後とか、リカバリーの時、OS入れ替える時とか限定なので、問題はありません。

充電が長い

充電に時間がかかります。
10W充電器なので、しょうがないのかもですが、USB PDで超急速充電できちゃうMACとか、うらやましいです。

嫌なところ

無線LANの感度が悪い

無線LANアクセスポイントからの電波が‐60dB以下にになると、安定して接続できません。

回線断を起こさず接続を維持するのには-50dB以上、数Mbps以上のスループットが必要なら電波の強さは-45dB以上必要です。

iPhone, Thikpad X240、Arrowsなどは-65dBから-60dB程度でも安定し使用できています。

利用チャネルが他のAPと重複しないように設定していてこの状況です。

無線LANが切れたり・繋がったりするような状況の部屋を出て、廊下までいくと接続が安定します。

限界が35Mbps

無線LANアクセスポイントの近くで-40dBの感度がある場所だとリンクは安定し速度も向上しますが、スループットは35Mbpsくらいまでしか上がりません。無線LANアクセスポイントの隣に置いても同じでです。

有線LANが無いので、これが Aspire Switch 10 Eの限界です。

クラウドとの初期同期は大変でした。

80GB程度のファイルを貯めてあるOneDriveと、買ったばかりのAspire Switch 10 Eを同期させると、完了までに24時間以上かかりました。

Aspire Switch 10 Eを買うとOffice 365が付属していて、OneDrive 1TBが使えます。
Aspire Switch 10 E のHDD容量 500GBと同じだけの容量をクラウドと初期同期させると5日間くらいかかってしまいそうです。

有線LANアダプタ購入か

内臓している500GBのHDDを活用して、クラウドやNASと数十ギガのファイルをやりとりするなら、USB3のポートがあるので、USB3.0対応の有線LANアダプタで有線LAN接続することを考える必要がありそうです。

BUFFALO Giga USB3.0対応 有線LANアダプター LUA4-U3-AGTが、1500円くらいなので、大量ファイル移動・コピーの時は、1000BASE-Tの有線接続しようかなと思っています。

Windows 10はマニア向け?

Androidや、iOSUpdateと比べるとWindows Updateは重くて手間がかかります。

iOSやAndroidならApple StoreGoogle Playからアプリの一括更新ができるので、理科が嫌いな小学生でも最新の状態に更新できます。

けれど、買ったばかりのWindowsを最新の状態にアップデートするのは、理科が嫌いな小学生には無理だと思う。
Windows Updateをして、自動更新されなかったドライバなどは手動更新して、アプリも1つ1つ更新して、BIOSも更新するのは、iPhoneやiPadの簡単更新に慣れ親んだ人にとって苦行です。
再起動を何度も何度も繰り返しながら、何時間も根気よく作業しないと最新にならないWindowsはとっても不親切なOSに思えてくる。

面倒で時間がかかるだけでなく、脅しや責任回避もしてきます。
更新の途中で、警告のメッセージが出てきて「データ消えるかも」とか脅したり、「こんなことしちゃいますけどいいですか?」と判る人にしかわからない確認を求められたりもします。
更新の際に、「次のプログラムにこのコンピューターへの変更を許可しますか?」というメッセージを表示させるのは、マルウエアでないかどうかをキチンと判断させるためだと思うのだけれど、誰もがマルウエアかどうかを判断できるわけではありません。

ITに詳しくない人が使う場合は、単なる責任回避、ユーザへの責任転嫁になってしまっています。

iPhoneやiPad、Androidのように、普通の人が使うという前提で、Windowsも進化してもらえると、理系の人にとっても使いやすいOSになるのではないでしょうか

iOSは新版が出ると小学生でもさっさと更新してるけど、Windowsは古いまま使っている人が多いのは、普通の人が使うという前提で作られていないことも一因でと思われます。

システム管理者が居る会社のPCとか、家族にPCに詳し人がいて、めんどくさがらずに対応してくれるならいいけど、個人利用では、面倒だし、よく判らないから更新せずに利用するという状況になっているのだと思われます。