致死量は2グラムから3グラムの工業用塩（亜硝酸ナトリウム）を食用塩と偽って販売していた犯罪グループが摘発されました（newsclip.beの記事）
山東省から仕入れた工業用塩をそのままニセの食用塩パッケージに入れて市場に流していた。流通前の工業用塩35トンを倉庫から押収。
中国ではニセ塩犯罪が後を絶たず、行政監督の不備が指摘されています。
工業用塩（亜硝酸ナトリウム）の有害性
- 致死量は2gから3g
- 0.06mg／kg体重／日（体重50kgの人なら1日3mg）までなら毎日摂取しても大丈夫
- 長期にわたって摂取すると消化器や肝臓、腎臓などに深刻な悪影響をもたらす
- ソーセージなどの肉加工品に含まれている（ボツリヌス菌殺菌のため）
- 日本では肉1kgあたり最大70mgまでは合法
- 肉のアミンと反応し発がん性のあるたニトロソアミンが発生する
- 加工畜肉に使用すると発がん性があるといわれているので、ソルビン酸カリウムなどに置き換えられつつある。
このところ中央広夜新聞などが4月27日付で伝えた。
今回摘発された集団は、。といわれる。
中国で塩の製造販売に関する認可は、工業用塩と食用塩と分かれており、食用塩は専売方式だ。食用塩の監督管理については、製造販売と監督管理の権利を同一部署が掌握。厳格な監督体制が確立されていないという。