厚労省認定ブラック企業リストhttp://www.mhlw.go.jp/kinkyu/dl/170510-01.pdf が公開されています。
ブラック企業リストに掲載された476社もありますが、ブラック企業リストにも掲載してもらえない、零細企業の悲惨な現実もあります。
ブラック企業リストにもなれない厳しい現実
2年間給料一円ももらえないまま、会社が倒産して泣き寝入りという悲劇にあった知人がいます。
その会社も、その事例も、ブラック企業リストには載ってません。
零細すぎて、ブラック企業一覧にさえ掲載されないまま、倒産した零細企業です。
零細企業は経営者も従業員も厳しいです。
ブラック企業にさえなることができません。
ブラック企業リストにある事例では、一人当たり100万を超える賃金不払いも散見されます。
9名に、約1年7か月間の定期賃金合計約1,483万円を支払わなかった(一人当たり164万)という事例もあります。
知り合いが払ってもらえなかった賃金は2年分で約500万円です。164万円の4倍です。
企業が倒産した後、弁護士に相談して、労基署に届けも出したそうですが、倒産した企業は差し押さえる資産も無く、お詫びの言葉と寸志をもらっただけだそうです。
有名企業は3社がブラックリストにありました。
- ヤマト運輸(株) 割増賃金合計約15万円不払い
- パナソニック(株)違法な時間外労働
- 森永乳業(株)機械の調整を、機械にはさまれるおそれがあるのに、機械を停めずに行わせた
これは、これで良くない事例ですし、不幸比べをしたいのでもありませんが、知人の例と比べると、ずっと幸せなように思えます。
ブラック企業より、もっと真っ暗な現実があることがニュースにもならない現実もあるんです。