ドブロブニクのシーカヤック

ドブロブニクでシーカヤックしてきました。

  • 料金は1人35ユーロ
  • カヤックは2人乗り
  • 所要時間は2時間半から3時間(漕ぐ速さ次第)
  • 距離は8㎞

漕ぐ速度は速いです。

ハード

ハイペースです。ガイドさんは、速い人にあわせてドンドン進みます。

一緒にスタートしても、速い人は先に行き、縦長の集団になってしまいます。

シーカヤック初めてと、2回目の私たち2人は、本気で漕いでも、ついていくのがやっと。

気が付くと、私たちより後ろには一人もいません。

最後尾ではなかったのですが、後ろのカヤックが消えて最後尾になっていました。

20人でスタートして、自力で帰ってきたのは14人でした。

私たち2人は13人目と14人目でした。

スポーツモードでシーカヤックです。公園にある池のボートとは段違いにハードです。

途中から後ろのカヤックが居なくなり、数が減っているのに気付いていました。

どうなったんだろうと、不安になりましたが、ガイドさんはドンドン先に行くので、取り残されないよう全力で漕ぎました、全力でも鈍足ですが。

行方不明者はボートで回収

私たちの後ろにいた人たちは、パワーボートで回収されたそうです。

ペースについてこられないと、パワーボートにのせれらで帰ってくるみたいです。

そういう説明は無かったのでびっくりです。

マラソンの時間制限みたいな感じです。

経験者多数

先頭のほうを漕いでいた人に聞いてみると、シーカヤック経験者でした。

ケープタウンに住んでいて、いつもシーカヤック漕いでいるそうです。

初のシーカヤックで8㎞ も漕いだなんてすごいねと言われました。

褒められたのか無謀を呆れられたのか不明です。

予約した時は、初心者OKで、EasyからMedium だと言われましたし、スキルや経験を聞かれたことも、スキルに応じたクラス分けもありませんでした。

ピレ門の前の広場で予約

ピレ門前の広場でシーカヤックの呼び込みをしている人と話して、前日の夜に予約しました。

翌日は、15:00と17:00の2回しか空いてないとのこととでした。
ハイシーズンは、早めに予約したほうが良いと思われます。

20時過ぎても明るいので、17時発でも暗闇の航海にはなりません。

料金は均一

呼び込みは数名いましたが、パンフレットは全て同じで、料金も一緒でした。

コースも1種類だけ。初級、上級などのクラス分けもありません。

港に行ってみると、隣り合って港が2つあり、もしかしたら運営会社は2つあるのかもしれません。

私たちのほうは、20人、10艇のツアーでした。もう一つは、50人くらいの大集団でした。

予約は、超簡単

名前を伝えるだけの口約束

予約は、名前を伝えただけ。ファーストネームだけで良いからと言われて、私たち2人の名前を伝えただけ。

前名を伝えたら、
「サンドイッチでるけど、ベチタリアンだったり、アレルギーあったりする?」と聞かれ、
「エビとかカニが嫌いだけど」と答えると、「ハム&チーズサンドで良い?」と聞かれて、「良いよ」と答えると、
「ありがとう。20分前に来てね。」と言われて終りです。

電話やメール、滞在ホテルなどは一切聞かれませんでした。

予約は、先方がメモ用紙に私たちの名前を書くだけです。予約票もくれませんし、パンフレット以外の案内もありません。

どこに行けば良いのかもわからないので、集合場所を聞くと、ここ(ピレ門前)のツーリストインフォメーション前とのことでした。

口約束だけで不安ですが、予約金は無く、当日港で全額支払うとのことでした。

念のため、「予約確認のメールくれる?」と言うと、「OK」といって自分のスマホを出して、メールアドレレス入力してと言われました。

私物と思われるスマホにアドレス入力すると、チョイチョイと確認メールを打って送ってきました。差出人は、呼び込みをしている女の子の名前と同じ個人のアドレスでした。

ファーストネームを伝えて口約束だけで予約金も無しというシステムで、無断キャンセル、オーバーブッキング、予約時間の勘違いなどのトラブルが無く機能するとしたら、良い国ですクロアチア。

予約も英語でした。みんな英語上手です。東南アジアの英語より綺麗な発音ですし、語彙も文章もしっかりしています。

当日もザックリ

当日集合場所に行くと、なんとなくシーカヤック待ちしているっぽい人たちが居るので、シーカヤック待ちです?と聞いてみました。

彼女たちも、シーカヤック予約して待っているとのことなので、ちょっと安心して自己紹介などして待っていました。
彼女たちは、アイルランドからきたそうです。

ほどなく、名簿持った人が着て、名前確認すると即港へ移動。

港に行くと机があって、ここで払ってと言われて、二人分70ユーロを支払いました。
領収書は無いし、参加者であることを示すものは何もありません。
払ったら、あそこで乗ってねと言われて桟橋に移動。

目の前に樽を持ってきて、これに荷物全部入れてと言われて荷物を入れると、オールを渡されツアースタートです。

港は専用

港もシーカヤック専用の港です。
ピレ門の外にあるFovrijenac fortress(ロブリイェナツ要塞)の下にあります。
スルジ山の上からも、港に泊まっているカヤックが見えます。

港には、コンクリートの桟橋はあるものの、水深は膝くらいしかありません。
喫水の深い船は入れません。

ドブロブニクの東側にある旧港は、水はきれなものの、ゴミが浮いていますが、シー・カヤックの港はゴミもなく綺麗です。

英語必須

ガイドさんは英語上手ですが、説明も指示も100%英語です。

マイクなしだし、ゆっくりと何度も繰り返したりしないし、英語を話せるかどうかも確認しません。

英語で日常会話できる前提です。

例えば、

Put all of your staff in the barrels. 
Small one is for a camara and phones.
Remember the number on the barrel. 
(荷物は全部樽に入れて。小さい樽はカメラか携帯用です。
樽に書いてある番号は覚えておいてね)
とか言われて、財布やカメラを樽に入れます。
荷物入れると、スタッフが、樽をカヤックに積んでくれます。
自分の番号の樽があるカヤックを使うことになるし、
樽の番号で呼ばれるので、番号を覚えておくのは大切です。

Go out from there and wait behind the rock. 
Join Teo.(そこから(港の)外に出て、
岩の向こう側で待ってて。
(ガイドの)テオがいるから合流して。)
とか言われて、乗った人から各自勝手に出航します。
ガイドも見えないのできっちり指示聞いておく必要あります。

海の上に浮かんで休憩している時の説明(ガイド)も英語です。
ドブロブニクの歴史だとか、
この場所が自分(ガイドさん)のお気に入りだとか、
あのボートに乗って帰る人たちはレスキューされた人たちだよ、
とかいった話なので、聞き流しても問題ありませんが、
One more break があるという元気の出る情報もあります。

日本人は少ない

日本人は、参加者20名中、私たち2人だけ。

他のツアーも含め50から60人ほどみかけましたが、日本人いませんでした。

激痛で眠れず

置いて行かれないように必死で漕ぎ続けた結果、2人とも左腕が痛くなりました。

帰ってきた時は腕が疲れた程度でいたが、夜になる腕が痛くて眠れません。

湿布貼っても痛みがとれず眠れません。連れは痛み止め飲んで何とか寝ました。

二人とも右利きなので、左右均等の力で漕ぐと、左腕が力不足で過負荷になるみたいです。

痛み止めや、湿布の効果もあって、翌朝には通常モードに回復しました。

雨天開催

私たちが参加した時は、雷が鳴って夕立が降りました。

10分くらいで止んで、後は晴れて、夕焼けが綺麗でした。

ガイドさんいわく、

「雨でも行くよ、どうせ濡れるんだし、シュノーケリングもするでしょ。
中止になるのは、風と波だけど、今日は風もなく海も静かだから問題ないね」

とのことでした。

城壁は圧巻

海から見るドブロブニクの城壁の高さと重厚感には圧倒されます。

海から攻めるなんて絶対無理だと強く実感しました。

ロブリイェナツ要塞も、陸から見る以上に迫力があります。

海から見たドブロブニクは、鉄壁の要塞に見えます。

ナポレオンやロシアが、海から攻撃せず、スルジ山から攻撃した気持ちがわかる気がしました。

海はクリスタルクリア

アクアブルーで透明度の高い海でした。

港も岸も沖も、どこでも綺麗。

2か所の洞窟のような入り江の海は、、青の洞窟のような綺麗な青い海でした。

サンゴや熱帯魚はありませんが、観光客が餌をやるせいか魚影も濃いです。

6月でも泳げる

シュノーケリングしていても寒くはありませんでした。

日中の気温が34度もあったので、海の中のほうが気持ち良いくらでした。

冷たい海水もなかったので、海は温暖なようです。

達成感にも満足

脱落せず8㎞を漕ぎ切った達成感もありました。

港に戻るとワインがあって、アイルランド、南アフリカ、ドイツなど各国からの参加者でワイワイ飲みました。