スターバックのアメリカ本社社長が、「トランプ大統領の難民入国禁止令」対応して、自社(スタ-バックス)の社員に向けのメッセージを公開しています(https://news.starbucks.com/news/living-our-values-in-uncertain-times)。
そのメッセージの高潔さに、感動しました。一読オススメです。
スタバ社長のメッセージで自分が感動したのは以下の部分です。
様子見NG、沈黙NG、一歩踏み出して!
スタバの社員が「トランプ大統領の難民入国禁止令」で被害を受ける場合、スタバとして、できることは何でもやる、何もせずに様子見をしたり、沈黙したりはしないと社員に約束しています。
さらに、「スタバが大切していることは、「外でひと休みする憩いの場所を必要としている人々に、憩いの場所を毎日提供すること」だと明言した上で、そういう場所を提供するスタバは、社員に対しても、憩いの場所であり続けるためには、やれる事は全てやると強調しています。
社員(Partner)への約束となっていますが、世界中の人々への呼びかけのようにも聞こえます。
「様子見をしたり、沈黙したりせずに、何でも良いからできる事を始めて欲しい。憩いの場所を必要とする人たちに、憩いの場所を提供するために一歩踏み出して欲しい」という呼びかけに聞こえました。
選んだ自分たちの責任を果たそう
「昨年から学べることは、一人一人が意見を言うことと、投票することは、かつてないほど重要になったということだ」と述べたうえで、
「私たちは、自らが選んだ人物が、私たち一人ひとりに、私たちみんなに、ちゃんと耳を傾けることを保証する義務がある」としています。
自分たちが、投票に行ったり、行かなかったりした結果、選ばれた大統領に対して、自分たちは責任を負っているのだと言っています。
トランプさんを批判するニュースは多々あれど、トランプさんを大統領にした自分たちが、トランプさんのやることに責任を負っているんだという意見表明は新鮮でした。
そして、その責任を果たすためにアクションを起こしています。
トランプ大統領が医療保障を撤廃したら、スタバが会社として社員に医療保障を行うことも宣言しています。
トランプさんが壁を築くなら、スタバは橋(絆)を結ぶための投資をすると宣言しています。
衝撃でした、感動でした。
身近なところから一歩づつ
最後は、「スタバは、人々を心から激励し勇気づけるために仕事をしています、1人ずつ、コーヒー1杯から、身近な所から - そこが赤い国でも、青い国でも、クリスチャンでも、ムスリムでも、分断された国でも、友好国でも関係なく。これが変わることは、ありません。約束します。」と結んでいます。
身近な人を激励し勇気づけるために何ができるか思いつかないのですが、まず、あしたスタバに行って、オーダーの時には、「社長のメッセージに感動しました」と一言伝えます。