アロマ使用上の注意

アロマにはまっていますが、調べてみると、アロマは、天然素材で安心!とか思っていると危険もあるようです。

100%天然素材も、濃縮すると健康に良くない作用を起こすことがある成分を含んでいる場合があります。

アロマとエッセンシャルオイル(精油)には違いがありますが、ここでは全部まとめてアロマと書いています。

  • 精油(エッセンシャルオイル)とは、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した揮発性の芳香物質
  • アロマオイルとは、精油(エッセンシャルオイル)や、天然の香料、合成香料などを含む製品一般の名称

ローズマリー・カンファ

ローズマリー・カンファ―に含まれるケトンの一種である「カンファ」には、神経毒性があるらしく、妊婦に影響があるとか、高血圧やゼンゾクにも影響があるとか言われています。

妊婦、乳幼児、高齢者は、使い方にに気を付けたほうが良さそうです。

内服、大量使用、長期連用、アロマバス、塗布してマッサージなどは避けて、軽い芳香浴程度にしといたほうが無難です。

妊娠中に積極的にローズマリー・カンファを使う必要はなさそうなので、他のアロにしたほうが良いかもしれません。

高齢者は、ローズマリー・カンファを使う必然性があるかもしれません。
鳥取大の浦上教授が日本認知症予防学会誌などで、アロマが認知症に良いと発表しています。、
昼はローズマリーカンファー&レモンが、夜はラベンダーとオレンジが良いそうです。

高血圧とか呼吸器系の病気とか、持病の状況と相談しながら使う感じになるんじゃないかと思います。

カンファを含むアロマ

ローズマリー・カンファ以外にもカンファを含むアロマがあります。

ローズマリー

ケトン類としてルベノンとカンファを含んでいるます。

ラベンダー・スピカ(スパイクラベンダー)

カンファの他にも、カルボンというケトン類を少し含んでいます。

ヒソップ

含まれるケトンは、ツヨン、カンファ、ピノカンフォンが多いそうです。

ツーヤThuya

ツヨン、イソツヨン、フェンコン、カンファなどのケトンを含んでいます

その他のケトン

ペパーミントにも、ケトン類のメントンが入っていますが、同じケトン類でもカンファほど強力ではないようです。

ユーカリには、クリプトンというケトン類が含まれています。

シダー・ウッドには、アトラントンというケトン類が含まれています。

ローズマリー・ベルベノン、ベルベノン〔ケトン類〕の含有量が多い

他にもいろいろケトン類を含むアロマはあるようです。

ケトンは、2つの炭化水素基(CH3を基本構造とする炭素と水素からなる化合物)がカルボニル基( )で結合された構造を持つ化合物の総称なので、種類がたくさんあります。

アレルギーの原因になりそうなもの

アレルギー症状を引き起こす原因になりそうな成分を含んでいるアロマもあります。

EUでアレルゲンとリストされ、消費製品のラベルで確認される必要が現在ある 26 香料のリストに載っている成分には、以下のような成分があります。、

Citral シトラール: レモングラス精油の主成分

Citronellol シトロネロール:バラやペラルゴニウム精油(エッセンシャルオイル)

Farnesol フファルネソール :バラやレモングラス、シ トロネラの精油に含まれる

Isoeugenol イソオイゲノール:イランイラン精油に含まれる

Linaloolリナロール:スズラン、ラベンダー

表示は期待できません

アロマの成分や含有量は、製品毎にバラバラです。しかし、日本ではアロマに成分表示の義務もなければ、原料となった植物の学名や原産国の表示義務もないので、どの成分をどの程度含んでいるのか知るすべはありません。

蒸留年月、成育地、植物学名、蒸留部位、使用期限などの表示がある製品もありますが、食品や医薬品の表示のように政府が監視している表示ではありません。

AEAJ(日本アロマ環境協会)認定製品も、製品情報や使用上の注意をわかりやすく表示しているかどうかを審査しているだけです。

対応

天然だから大丈夫という思い込みをせず、注意書きなどをよく読んで、使うようにしようと思います