全国で生活保護を受けている世帯が、過去最多を更新し、2016年10月時点で163万8000世帯になったそうです。
6か月連続の増加で、統計を取り始めた1951年以降で最多とのこと。
高齢の御一人様の生活保護が増加
66歳以上の「高齢者世帯」で生活保護を受けるケースが特に増えていて、全体の半数の83万6387世帯を占めています。
このうち多くは一人暮らしだそうです。厚労省は「身寄りがおらず、貯蓄や年金だけでは暮らせない1人暮らしの高齢者が増えている」と言っています。
日本全体も凋落
1人当たり名目国内総生産(GDP)を国別に並べると、日本の順位は20位に低下しています。
先進35か国(OECD加盟国)のなかで、真ん中(18位)より下の順位です。
2000年には、2位だったのですが、15年で20位まで凋落してしまっています。
2015年の日本人一人平均GDPは、417万8千円、ドルに換算すると3万4522ドルだったと2016年12月に内閣府が発表しました。
No.1は、ルクセンブルクの9万9900ドル。米国は5万6100ドルで5位。
生活保護世帯は増え、一人あたりの収入は海外にどんどん追い越され、いろいろ落ち目の日本です。